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    MAZDA ROADSTER MODEL CHANGE マツダロードスターモデルチェンジの変革

 

 

 

 

1989.9〜

 

世界中を歓喜させた2シーターオープン

全長4mに満たないコンパクトなボディにクラシカルな雰囲気のスタイル、さらには手軽に開閉が可能なオープントップを採用した2シーターオープン。搭載されるエンジンは1.6Lの直4DOHC。最高出力は120psと控えめな数字ながら、FRの駆動方式と1tを切る軽量なボディの組み合わせは、ドライバーに走る楽しさとクルマを操る喜びを教えてくれる。デビュー当初は1グレードでミッションも5MTのみだったが、1990(H2)年3月には待望の4ATを追加。さらに7月にはグリーンのボディカラーにタン色の内装を組み合わせ、本革シートなどを装備した「Vスペシャル」が追加された。

 

1991.7〜

 

サスペンションなどを小変更

リアのクロスメンバーに補強を加えるとともに、アライメントセッティングを変更。
一部モデルには電動式アンテナの装備やパワーウインドウのワンタッチ化が行われた。
内装の変更点はトランクリッドオープナーの追加など。

 

1992.8〜

 

安全性の向上とグレードを追加

ビルシュタイン製のダンパーやBBS製アルミホイール、ストラットタワーバーなどを装着し、足回りのセッティングをハードにしたSスペシャルを追加。また、従来モデルもサイドインパクトバーやシートが難燃性素材に変更されている。

 

1993.2〜

 

オーディオをアップグレード

Vスペシャルにセンソリーサウンドシステムを標準装備。これは幌オープン/クローズ時用のモード切り替えやシート内蔵のウーファーを装備したロードスター専用設計のプレミアムオーディオシステムだ。

 

1993.8〜

 

排気量をアップし走行性能を向上

直4エンジンを1.6Lから1.8Lに排気量アップ。同時にクラッチやドライブシャフトの強化、ファイナル比の変更、トルセン式LSDへの換装などを実施。さらにブレーキ強化やパフォーマンスロッド追加による剛性強化なども行われた

 

1994.12〜

 

特別限定車を追加設定

特別仕様車のGリミテッドが登場。外装はボディと幌をサテライトブルーマイカでコーディネイトし、内装はMOMO製本革巻きステアリングやエクセーヌ地のシートなどを採用。
パワーステアリングやパワーウインドウ、オーディオなども標準で装備される。

 

1995.8〜

 

仕様変更を行い走行性能を向上

5MTモデルに軽量なフライホイールを採用するとともに最終減速比をローギヤードに変更。SスペシャルタイプII には15インチタイヤとBBS製アルミホイールを標準装備。
ボディカラーも一部モデルで変更となった。

 

1996.12〜

 

特別限定車2モデルを追加

B2リミテッドはトワイライトブルーマイカの専用ボディカラーに、バフ仕上げ14インチアルミホイール、クロームメッキドアミラーなどを装着。R2リミテッドは15インチアルミホイールや赤色の本革シート、アルミ製シフトノブなどを装着する。

 

1998.1〜

 

コンパクトFRというコンセプトは変わらず

世界的なブームから約8年、2代目となるロードスターが誕生した。コンパクトかつ軽量なFRの2シーターオープンカーというキャラクターはそのままに、各部をブラッシュアップした正常進化モデルだ。ボディ寸法は初代とほとんど変わらないが、重量バランスを見直すとともに低重心化。装備や安全性の向上による重量増は、各部の軽量化や固定式ヘッドランプへの変更で対応。パワフルな1.8Lモデルには6MTが設定され、今まで以上に走る楽しさを味わえるクルマに仕上げられている。1.6Lモデルは従来どおり5MTと4ATの組み合わせだが、こちらももちろん十分に楽しめる仕上がりだ。

 

2000.7〜

 

エンジンのパワーアップ&内外装を変更

1.8Lエンジンに可変バルブタイミング機構を採用し、最高出力を160psにパワーアップ。
同時にブレーキやボディ剛性の強化、タイヤサイズの大型化が行われ、走りの質を高めている。また、内外装も変更を受けイメージを一新。

 

2002.7〜

 

装備を充実と安全性を向上

最上級グレードのVSに異なるテイストの内装をもった2モデルを用意。また撥水ドアガラス&ドアミラーやステンレス製のスカッフプレートを標準装着としたほか、Aピラートリムの形状の変更や、チャイルドシートアンカーの追加もされている。

 

2003.9〜

 

内外装のデザインを一新

新デザインの16インチアルミホイールを採用し、インパネ&ドアトリム回りにアルミ調パーツを採用。専用設計となる6スピーカーのBOSE社製サウンドシステムをオプション設定したほか、運転席サンバイザーにはバニティミラーが用意された。

 

2005.8〜

 

ボディは大きくなっても人馬一体は健在

世界中でムーブメントを巻き起こしたライトウェイトオープンスポーツの3代目モデル。最大のトピックはRX-8とプラットフォームを共通化したこと。これにより全長と全幅はそれぞれ40mm拡大されボディは大型化。エンジンも2L化されたが、軽量素材の採用と徹底的な重量削減を行い、車両重量の増加をわずか10kg程度に抑えることに成功。同時に前後の重量バランスを見直すことで、シリーズ一貫のコンセプトである「人馬一体」の走りを実現している。ミッションはベースモデルの「ロードスター」が5MT/6ATとなるほか、VSが6MT/6AT、RSは6MTのみのラインナップだ。

 

2006.8〜

 

電動メタルトップ車を追加

ルーフをホイールベース間のシートバックスペースに収納し、トランクスペースを全く犠牲にしない電動開閉式のメタルトップシステムを搭載した「パワーリトラクタブルハードトップ」モデルを追加。また「ストーミーブルーマイカ」などの新色のボディカラーが追加されている。

 

2008.12〜

 

グレード体系の見直しや走り、内外装の熟成を実施

5角形グリルや新デザインの5連メーターを採用するなど、内外装のデザインを変更。
エンジン精度の向上やインダクションサウンドエンハンサー、アクティブアダプティブシフトなどを採用し、走行性能の向上も図られている。また、新グレード「S」が追加されるなどグレードの見直しも実施。

 

2012.7〜

 

アグレッシブなエクステリアを獲得

ソフトトップ車とパワーリトラクタブルハードトップ車それぞれの個性の違いをスポーティなブラックやプレミアム感のあるシルバー基調の装備によって鮮明に表現するコーディネートが施された。
またフロントフェイスのデザインを変更し、よりアグレッシブなデザインとなった。